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宇宙実験による高分解能蛋白質結晶生成サービス

高分解能蛋白結晶を宇宙空間で生成

iss.jpg微小重力環境では対流や沈降が抑えられるため、高分解能なタンパク質結晶が生成します。

宇宙で結晶化の実例

電子密度の精密化

アミラーゼの結晶 宇宙で生成したアルファアミラーゼ結晶は0.89Å分解能を示しました。得られた電子密度図から得られる立体構造情報は、地上実験のものと比べて飛躍的に多く、水素結合の様子まで明らかになります。

クラスター化の抑制

cluster.jpg 宇宙実験ではクラスター化が抑制されます。その他、宇宙では構造解析の妨げとなるツイン構造の解消や、異なる晶系の結晶生成などが観察されます。(下図:クラスター化した地上結晶)

超高分解能のメリット

X線回折実験で1.0Åをきるような超高分解能結晶からは、目的タンパク質の3次元分子構造が詳細にわかるため、効率のよい創薬や構造機能解明に役立ちます。

宇宙実験に適した試料

特に試料の精製度が高く、すでに地上で結晶が得られている試料の場合、宇宙実験で高分解能結晶の生成が期待されます。(これまで75%以上の確率で分解能が改善しています。)

試料の受付からX線データ取得まで総合的にサポート

ご提供可能サービス

  • タンパク質試料の調製
  • 結晶化条件の最適化
  • 宇宙での結晶生成
  • X線回折データの取得
  • 高精細構造解析
  • リガンド化合物の探索・合成 等

地上で結晶化がうまくいかないタンパク質試料の結晶化改善方法も提案・受託しております。また、工程単位でのサービスもご提供します。詳細はご相談ください。

スケジュール

ロシアのプログレス補給船を使用し、年2回のコンスタントな宇宙実験機会をご提供します。 国際宇宙ステーションのロシアサービスモジュール内で2~3ヶ月間、微小重力環境下で結晶を生成させます。

高品質タンパク質結晶生成までの流れ

Step 1 性状・結晶化事前確認

お客様から申し込まれたタンパク質試料について、性状の確認と、結晶化条件最適化のための事前確認を行います。宇宙実験で分解能の改善が見込めそうな試料を見極めます。

Step 2 宇宙実験向け結晶化条件の最適化

結晶化条件を最適化し、宇宙実験用結晶化容器での結晶生成を確認します。

Step 3 宇宙実験の実施

国際宇宙ステーションにて宇宙実験を実施し、結晶を生成します。

Step 4 生成結晶の取出し、凍結、X線回折データの取得

X線回折実験向けの結晶の場合には、生成した結晶を取り出し、凍結し、放射光実験施設で回折データを取得します。取得した回折データが、あらかじめ設定した目標に達した場合、お客様にデータをお引き渡しします。

更新日:2008年1月 1日 |

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